1982-08-19 第96回国会 参議院 文教委員会 第16号
中国側との話し合いにおきましては、私どもからは文部省が日中共同声明の精神に反するというようなことを考えているものではないということを誠意を持って繰り返し御説明を申し上げたわけでございますが、中国側としましては、教科書検定制度自体というものについて中国側として触れるつもりはないが、今回の検定にかかわる事柄については、さきに中国側から述べてある御意見あるいは御要請というものについて改めるということはないと
中国側との話し合いにおきましては、私どもからは文部省が日中共同声明の精神に反するというようなことを考えているものではないということを誠意を持って繰り返し御説明を申し上げたわけでございますが、中国側としましては、教科書検定制度自体というものについて中国側として触れるつもりはないが、今回の検定にかかわる事柄については、さきに中国側から述べてある御意見あるいは御要請というものについて改めるということはないと
この訴えにつきましては、まず昭和四十九年七月十六日に東京地方裁判所におきまして教科書検定制度自体は合憲であり、合法であるけれども、先ほど申し上げました条件つき検定合格処分の中に、文部大臣が不適切であるといたしました若干の個所に、一部裁量権の範囲を逸脱した不当な点がある、違法な点があるという理由によりまして、国に対して金十万円の慰謝料の支払いを命じた事件でございます。